渡米治療を決意するまで

    2007年にアメリカへ行き、一ヶ月間アトピーの治療を受けて来ました。 行き先はオレゴン州ポートランド。ドクターの名前は、ロバート・マセソン先生です。

    この治療のことは、実際に治療を受ける10年ほど前からずっと気になっていました。私がインターネットを始めた90年代半ばごろ、私と同じように脱ステロイド(脱ステ)で苦しんでいる何人かの方々が、それぞれの個人サイトでその惨状を訴えていらっしゃいました。そのうちのお一人が、その後マセソン先生の治療を受け、すっかりアトピーが治ってしまったということをご本人のサイトで知りました。

    私は今から20年ほど前に脱ステし、何年にも渡るひどいリバウンドに苦しみました。その後は、ステロイドは一切使わず、民間療法のみでなんとかしのぎ、一時はアトピーとほとんどわからないぐらいになったこともありました。特に、北海道の豊富(とよとみ)温泉には何度も通い、いつもとても効果がありました。それでも何年かに一度、発作的にアトピーがひどくなったり、首や顔に赤みが出やすかったりして、なんとかしてもっと良くしたいと思い、アトピーに関する情報収集を続けてきました。

    そんな中、2007年に職場環境の変化などもあり、アトピーが急激に悪化してしまいました。その時に思ったのは「もう民間療法や自然治癒力に頼るのではなく、きちんとした治療を受けたい」ということでした。しかし、日本のアトピー治療は20年の間、全く進歩していないようでした。あのリバウンドを思い出すと、前と同じ日本のステロイド治療を受ける気にはどうしてもなれず、以前から気になっていたマセソン先生の治療を受けることを決意したのです。

    治療を決意した理由は、マセソン先生の実績です。前述の方は治療後10年ほど経っても再発していません。その方だけでなく、他にも何人もの方がブログに治療の経過を書いていました。そして良くなったり悪化したりしながらどんどん完治状態になっていくのです。さらに、実際に治療を受けた人からのマイナスな情報はほとんど見当たりませんでした。

    意を決して、家族と職場の上司に相談し、理解を得ることができたのでついに渡米することにしました。

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